コロナウイルスの拡大により、今まで私たちの身近にあった「観光」が少し遠のき、観光事業者、訪問者の両者に大きな壁が立ちはだかりました。訪日外国人受け入れに力を入れていた日本はこれからどこへ向かうべきなのか...。外国人が今行きたい場所は果たしてどこなのだろう...。そんな疑問を解消するために、弊社の海外支社であるWAttention Thailandではタイ人104人にアンケートを実施。タイ人のリアルな本音から分析、そしてツーリズムのこれからを考えます。
アンケート概要
今回WAttention ThailandではFacebookでタイ人104人に「新型コロナウイルスの状態が落ち着いたら日本のどこに行きたい?」というテーマでアンケートを実施。キャンペーンの参加者へはなんとも日本らしいサンリオグッズをプレゼントしました。
いくつか回答もご紹介しながら、データから見えるタイ人の訪日意欲と分析を考察します。
WAttention Thailand Facebbokでは、タイ人スタッフがタイ人に刺さるネタを発信中。
是非チェックしてみてください。
Q:訪日するなら日本のどこに行きたい?
「新型コロナウイルスの状態が落ち着いたら日本のどこに行きたい?」
(WAttention Thailand調べ)
この結果を見るとコロナウイルス関係なく、意外と王道、定番エリアが人気のよう。コロナウイルスの一件もあり、日本で言う3密を限りなく避けられるエリアがもう少しランクインしてくるのではと予測していました。
そこで理由を尋ねると、タイオフィスに勤務するスタッフ曰く、タイでは感染者数、死亡者数ともに少ないほか、ここ20日間、国外から国内に入国する人を除き、国内感染は0とのこと。
3密を避ける場所よりも、定番の観光スポットを楽しみたいという気持ちが反映された結果とも取れます。また、日本では北海道を始めとし、大阪のライブハウス、そして東京へウイルスが拡散しましたが、そういった情報がタイに届いていないこともこのデータから見えてきます。
エリア選定コメント
【東京】東京と言っても、それぞれ行きたい理由や目的が異なっているのが興味深い
【北海道】タイは暑い国なので、北海道が人気なのも納得できます。個人的には、「北海道の知事と大阪の知事に会いに行きたい」が気になって仕方ないです。何者だ......
【大阪】 心斎橋周辺の大阪らしさや食、そして多外国人フレンドリーな多言語対応や整備が整っていることが人気の秘訣かもしれません。
ツーリズムのこれから
タイの結果を見ると、日本のゴールデンルートと呼ばれるエリアが人気のようですが、
日本では、これからマイクロツーリズムが主流になると予測されています。
マイクロツーリズムとは、飛行機や船などを利用する遠出ではなく、自宅から車でおよそ2時間程で行けるエリアでの観光を指します。今回のコロナウイルスを機会に、マイクロツーリズムが盛んになれば、日本人は今まで無名だった地域の新たな魅力を発掘することになるでしょう。そして、自治体、観光事業者が受け入れ態勢を整えていくことで、更に訪日外国人への地域来訪促進にも繋がるのではないでしょうか。
日本人、訪日外国人の分け隔てなく、旅マエ、旅ナカでInstagramのようなSNSで情報を収集、発信するこの時代に、新たな地域の魅力を見つけられるチャンスかもしれません。
弊社では、観光事業者プロジェクト「JAPAN NOW from every region」を実施中。
皆さまから文章および画像をご提供いただき、和テンションが無料で翻訳・掲載を行うプロジェクトです。コロナの状況が未だ収束せず、観光できるまでもう少し時間がかかる今、世界の方々へ向けてあなたの地域の魅力、想いを届けませんか。
WAttention
「WAttentionの記事を日本語で読みたい!」 「外国人目線を日本語で解説してほしい」というリクエストにお答えし、日本人スタッフがお届けするWAttentionの裏ブログです。スタッフが業務を通じて見えた、日本の魅力も、お伝えしていきたいと思います!
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