台湾現地日本情報マガジン『WAttention TOKYO+ 挖!日本』の人気連載記事「日本元氣溫泉之旅」を覗き見。温泉ライター西村理恵さんの記事を読みながら、おうちで温泉気分を味わってみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介するのは、長野県野沢温泉。
野沢温泉と言えば、冬の時期の地獄谷野猿公苑が国内外問わず有名ですね。
温泉に浸かるサルももちろんかわいいのですが、個人的には道中の雪景色も幻想的でとても好きです。
また、冬以外のグリーンシーズンも魅力いっぱいなので、県外移動も緩和されたことですし、是非足を運んでみてはいかがですか?
自然湧出のお湯が湧く猫のいる老舗宿
長野県野沢温泉 桐屋旅館
長野県北部の野沢温泉には30数本の源泉がありすべてが自然湧出泉です。日本にある約3000ヵ所の温泉地の中でも、これはたいへん稀なこと。昔から温泉を大事に守り続けてきた野沢温泉の住民たちの心意気が感じられます。
そんな温泉村のシンボルが麻釜(おがま)。地面からふつふつと熱いお湯が湧き出している村の台所的存在で、村人たちはここで野沢菜や野菜を茹でたり、温泉玉子を作ったりしています。今回紹介する桐屋旅館は、麻釜から徒歩30秒の好立地にあります。
創業は明治21年。数寄屋造りの本格的な離れや、快適に過ごせる3階建ての本館和室がある全14室の中型旅館で、常連さんに人気の宿です。敷地内に2本の源泉を持っていて、温泉は源泉かけ流し。とろりとした肌触りのアルカリ性のお湯で、軽やかな硫黄の匂いもあって、入浴後はお肌がさらりとする感覚です。大きなお風呂ではありませんが、程良い広さで落ちついて入浴ができます。施設も、豪華ではありませんが、清潔で整っていて過不足なく過ごせます。
食事は鯉の洗いや笹ずし、信州黄金シャモの鍋など地元食材をたっぷりといただけます。また朝食だけの滞在も歓迎しており、温泉街の食事処などを紹介してもらえます。贅沢すぎず、家庭的すぎず、整った清潔な施設にフレンドリーな対応、すべてが程良くバランスがとれています。そのおかげでしょうか、長く滞在しても、何度行っても、疲れないのです。行けば行くほど好きになる居心地のいい宿です。
そしてこちらの宿には、キュートな看板猫のお出迎えもあるんですよ。気が向いたら部屋まで案内もしてくれます。猫好きさんにもオススメです。
桐屋旅館
- 住所 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8714−2
- 電話 0269-85-2020
- 交通 上越新幹線飯山駅よりバス25分
- 料金 冬季料金 1泊2食1万6200円〜 1泊朝食付き1万3000円〜
- 春~秋料金 1泊2食1万3000円〜 1泊朝食付き1万円〜
- 公式WEB https://kiriya.jp
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