台湾現地日本情報マガジン『WAttention TOKYO+ 挖!日本』の人気連載記事「日本元氣溫泉之旅」を覗き見。温泉ライター西村理恵さんの記事を読みながら、おうちで温泉気分を味わってみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介するのは、群馬県の法師温泉。
自宅から抜け出して、こんな山の中で自然に囲まれた時間を過ごしたら、ふといいアイディアが浮かんできそうな気がします。
都心から週末にちょっとお出かけするのにもちょうどいい距離感。
県外に行けるようになったら、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
日本を代表する温泉宿で湯にたゆたう。
群馬県法師温泉 長寿館
「日本らしくていい温泉ありませんか?」と、外国の友人知人に聞かれたとき、真っ先に思い浮かぶのが法師温泉だ。柔らかな光が差し込む明治時代の木造湯殿「法師乃湯」は、日本人が温泉に対して抱いている理想的な空間であるように思える。湯船の底から自然湧出している、きらめきのある硫酸塩泉系のお湯は、いつまでも入っていられるぬるめの温度。
湯殿全体にどこか厳粛なムードが漂い、入浴客は皆静かで、湯音だけが響いている。30分、1時間とお湯に浸かっていると、自分とお湯との境目がなくなっていくような感覚になる。ノーベル賞作家・川端康成が法師に滞在して詠んだ「寂心」という心持ちは、こういう感覚なのだろうか、気持ちがしんと静まってくる。
法師のお湯は千年以上前に発見されたと伝わる。旅館「長寿館」は創業141年。常に手を入れ、掃除を怠らず、今の時代にも泊まりやすい宿作りを行っている。
法師温泉長寿館
住所 群馬県利根郡みなかみ町永井650
電話 0278-66-0005
交通 JR上越新幹線上毛高原駅より猿ヶ京行きバス30分の終点下車、町営バスに乗り換え20分
金額 1泊2食1名1万6350円〜(人数や時期、曜日などにより異なる)、入浴のみ1000円(水曜は入浴のみは休み。そのほか休みになるときもあるので事前に確認を)
実際に掲載された『WAttention TOKYO+ 挖!日本(台湾版)』の記事は、オンラインでもお楽しみいただけます。
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