ステイホームで体の疲れを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。旅行で温泉旅館を訪れた時のことを懐かしむ気持ちと、落ち着いたらゆっくりと温泉に浸かってリラックスしたい気持ちが高まってきている今日この頃でございます。。
終息後にしたいことに思いを馳せて、明るい気持ちになることは大切なことだと思います。おうちで温泉気分を味わいましょう!
ということで今回も、台湾現地日本情報マガジン『WAttention TOKYO+ 挖!日本』の人気連載記事「日本元氣溫泉之旅」より、温泉ライター西村理恵さんの記事をご紹介します。
川岸露天の癒やしの力に身を委ねる
塩原温泉郷 明賀屋本館
塩原温泉は栃木県を代表する温泉郷。渓流に沿うように細長く11の温泉が連なり、場所によって黒、緑、透明、白など様々な色のお湯が湧いている。明賀屋本館は、塩原の中心エリアから車で数分ほど入った山裾に立つ老舗宿。創業は今からおよそ400年前。茶緑色ににごった塩っぱいお湯を代々受け継ぎ守ってきた。創業当時の姿を伝える川岸露天は、88段の階段を下りて行く。渓流と緑に包まれた浴槽に浸かっていると、風と水音とお湯の注ぐ音だけが聞こえてくる。お湯と自然と体とが溶け合うような気持ちの良さ。自然の中での湯浴みのすばらしさを存分に感じられる。
塩っぱい歴史のお湯のほか、明賀屋では昨年1月より新しい温泉も湧き出した。こちらは甘い味のする透明なお湯で、浴槽の中では黒っぽい色に見える。入浴すると肌になめらか、心地のいいお湯だ。夕食の三元豚のしゃぶしゃぶ、朝食の湯豆腐にもこの温泉水が使われており、明賀屋ならではのおいしい名物となっている。
宿泊棟は3タイプ。昭和初期の建物である太古館は、モダンなアーチ窓と木製廊下がクラシックなムードを醸し出している。戦争中には皇族が疎開、学習院女子中学校の臨時教室にもなっていた建物だ。
人里から離れているが、国道400号バイパスからは約1キロ。静かな宿で、お湯の力に癒されたい。
明賀屋本館
● 住所 栃木県那須塩原市塩原353
● 電話 0287-32-2831
● 交通 東北新幹線那須塩原駅よりバス60分または野岩鉄道上三依塩原温泉口駅よりバス25分の塩釜バス停下車、要連絡で無料送迎あり(14時〜19時の間)
● 収費 1泊2食1万950円〜(消費税・入湯税込)
● http://www.myogaya.com
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