台湾現地日本情報マガジン『WAttention TOKYO+ 挖!日本』の人気連載記事「日本元氣溫泉之旅」を覗き見。温泉ライター西村理恵さんの記事を読みながら、おうちで温泉気分を味わってみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介するのは佐賀県、佐賀市の北方に位置する古湯温泉。「砂湯」というジャンルがあることすら知りませんでした。。
少し方向は違いますが、嬉野方面に下ると、祐徳稲荷神社があります。
佐賀に足を運ぶのであれば、タイ市場担当としては是非一度訪れて欲しい。
観光で行くのはもちろん、インバウンドに関わっている方であれば尚更。
崖に沿うように建てられ、朱色に塗られた建物自体も見ごたえはあるのですが、このコロナ禍で各自治体が取り組んでいる受入整備がとても進んでいるんです。
・英語の説明付のお守り売り場
・多言語のおみくじ(タイ語もあります!)
・ファミリー旅行も多い海外の方でも安心のエレベーター
是非是非。
穏やかな空気に包まれた和モダンな小宿
佐賀県古湯温泉 鶴霊泉
博多駅から直線距離で南西へ30キロ、佐賀駅からは北西へ15キロ、古湯温泉は、比較的、都会に近くて便利な場所にある。けれど雰囲気はいたってのどか。10数軒の宿と共同浴場、土産物屋などが歩ける範囲にぎゅっと集まっていて、おいしい空気に包まれた小さな温泉地だ。
鶴霊泉は、温泉街の真ん中あたりに位置する古いお湯の宿。伝説によると、1300年前、孝謙天皇の御代に発見された湯と伝えられている。元々は共同浴場だったが、50年ほど前に宿となり、現在二代目の小池さんご夫婦が切り盛りしている。建物は、昭和の木造建築の良さを残しつつ改装されており、懐かしさと新しさとが同居する居心地のいい宿になっている。
温泉好きにはよく知られている天然砂湯は、岩盤の上に砂を敷いた浴槽。よく見ると、時々、砂の間からお湯がぽっと湧き出している。アルカリの高いつやつやツルツルとした感触のぬる湯で、ゆっくりと浸かれるのも嬉しい。サラサラとした砂が足裏に心地よく、耳には湯音だけが響いてくる。感覚が開かれていくような気持ちのいいお湯だ。
こちらのお宿、料理もたいへんにおいしい。中でも鯉の洗いは身が締まっていて臭みもなく宿の名物になっている。ステキなお庭を眺めながら、鯉を肴に佐賀の地酒をいただけば、この世の憂さも消えていくよう。ああ、幸せ…。
鶴霊泉
住所 佐賀県佐賀市富士町古湯875
電話 0952-58-2021
交通 JR佐賀駅バスセンターより古湯北山行きバス40分の古湯温泉入口下車、徒歩2分 福岡空港よりレンタカーで45キロ
金額 1泊2食1万1900円~
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